はじめに
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
私は2015年8月15日、突然胃が破れて、スキルス胃がんが発覚しました。
救急搬送、緊急手術、入院、抗がん剤の服用など、未知の領域を体験しました。
激痛、自分の身体をコントロールできない、抗がん剤の副作用など、今思うと夢のようです。
私は確信しております。
そのとき、そのときでの偶然と自分自身の意思・判断、またラッキーが重なって、今の私が存在しているのだと・・・。
ラッキーがアンラッキーに転じる、アンラッキーがラッキーに転じる。
これはどう言ことなのでしょうか。
偶然が限りなく連続する人間の社会に身を置いている以上、当然と言えば当然なのかもしれませんね。
でも、普通に暮らしていたら偶然の連続性など、実感として感じないし、気にもしてないですよね。
今回は、偶然の連続を実際に体験して、アンラッキーがラッキーに転じて今の健康体がある。
そう言う不思議なお話です。
スキルス胃がんとの闘いでのお話は、長くなりますので4回に分けてブログを公開いたします。
①part1(発症・救急搬送・緊急手術・入院)
②part2(手術の後遺症と抗がん剤の副作用)
③part3(転移・再発?)
④part4(自己免疫力を高めるために実行していること)
よろしくお願いいたします。
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1.再検査
スキルス胃がんを発症して1年4か月、抗がん剤の服用を中止して約4か月が経過していました。
3か月ごとの定期検査でのCT画像検査で、担当医師から直腸に腫瘍のようなものが写っています。それに血液検査でも炎症反応が出ています。と言われました。
担当医師の顔は、「言うことを聞かないで抗がん剤の服用を中止したからだ」と言わんばかりです。
担当医師は、詳しく調べるために、PET検査をしましょう。と言われます。
PET検査とは、陽電子放出断層撮影のことで、がんの診断方法として放射能を含む薬剤を用いる核医学検査の一種です。
CT検査は形の異常を診るのに対し、PET検査はブドウ糖代謝などの機能から異常をみます。
身体の全体を、代謝からみる精度の高い検査です。
簡単に言えば、がんの大好物なブドウ糖と放射性同位元素を体内に注入し、もしもがんであれば画像撮影でブドウ糖が、がん細胞に集まって画像にその部分が光って写ると言うものです。
PET検査の結果は、みごとに黒です。
直腸近くの腹膜に、がんが転移しているそうです。
担当医師からは、腹膜播種(ふくまくはしゅ)です。と告げられます。
腹膜播種とは、がんの腹膜への転移を言います。
がん細胞の種が播かれたように、お腹の中に散らばる様子から付いた名称です。
腹膜播種は、胃がんにおいてリンパ節転移、肝臓転移と並んで最も頻度の高い転移の一つです。
特にスキルス胃がんでは、発見された時点で腹膜播種があることが少なくないそうです。
にわかには、信じがたい言葉です。
そんな馬鹿なとは思いましたが、怖くはありません。
以前は検査の結果を聞くときには、ドキドキしていましたが不思議です。
難治性の高いスキルス胃がんの発症だというのに、あまり怖くないのです。
がんを発症し、いろいろと体験したことで、考え方とか性格が少し変わったのでしょうか。
担当医師からは、胃がんからの転移は標準治療では、抗がん剤・放射線治療となっていますので放射線科を紹介します。と言われます。
また、標準治療が登場しました。
前にもお話しましたが、私は標準治療には疑問をもっています。
私としては確信があつて、腸閉塞での入院中に39度代の高熱が5日間も続いたことで、がん細胞はすべて死滅したと思っていますが、これだけいろんな検査の結果は黒で、これだけ証拠を突き付けられたら仕方ないかと、他人事のように思いました。
放射線科の予約日が決まります。
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2.外科から放射線科へ
外科の担当医師から紹介された、放射線科へ訪問する日になりました。
まずは、私の担当になる主治医との面談です。
私を担当する医師は、かっぷくが良く、放射線科でも上位の医師なのかな、と思わせる風貌です。
話の内容は、抗がん剤・放射線治療の説明ですが、ほとんどが副作用のお話です。
悲観的な話で、こう言う副作用が出る、ああ言う副作用が出ると言う、お話です。
最初は、患者には治療中の副作用を最初に伝えておられるのかな・・・と思いました。
ここからのお話は、腹が立つことが多くて、言葉が乱暴になりますがご容赦下さい。
驚く、呆れる、はらわたが煮えくり返る・・・ばかりです。
担当する医師は、治療のステップごとに説明されますが、その都度、承諾書に署名をさせられます。
治療中に何があっても、納得しています。と言う署名です。
5枚ほど、承諾書に署名させられました。
私への説明が終わった後、「ご家族全員への説明を行いますので、ご家族全員で来院してください」と言われます。
私には、年違いの娘と息子がいますが、娘はすでに嫁いで地元にはいません。
息子は地元企業に就職して、すでに社会人です。
私の問題なので、家族への説明は結構ですと断りますが、医師は「大事なことなので、ぜひとも必要です」と、言われます。
この医師は、家族全員から承諾書に署名させるつもりなのかな~と、心の中で思いました。
この辺りから、私の担当になる医師への不信感が芽生えます。
それほど、この医師の説明は患者の心を萎えさせるのです。
あなたも医師なら、現状は厳しいですが、頑張って一緒に治して行きましょうね、ぐらい言えないのかと・・・。
もちろん、顔にも出しませんし、言葉にも出しません。
医師と患者の関係が崩れますから。
大人ですからね~・・・(笑)。
娘は地元にはいませんので女房と長男、私との3人で面談を受けることになり、日程調整をして息子に連絡をすることになりました。
私との面談が終わりに近づき、私は言葉を選びながら「厳しいお話しですね」と言いましたら、どんな答えが返ってきたと思われますか・・・。
「抗がん剤と放射線は毒ですから」と、当然のように言われます。
患者の萎えた心にとどめを刺すような、無神経な表現です。
「あなたは、患者に毒を盛って高い報酬で裕福な生活しているのか」・・・と、はらわたが煮えくり返りましたが、顔色も変えません。言葉にも出しません。
医師と患者の関係が崩れますからね。
大人ですからね~・・・(笑)。
帰途に着きます。
どんどん腹が立ってきます・・・。
何日かして、私の家族と担当になる医師との面談の日です。
息子は、職場から駆けつけます。
家族との面談の内容は、私が想像していたとおりでした。
抗がん剤と放射線治療の副作用の話で、その都度、女房と息子に同意書の署名を求めます。
医師としての立場は分かりますが、医師として本当に患者の事を考えているのかな・・・と直感的に思いました。
面談が終わります。
家族は、黙って医師の説明を聞いていました。
もちろん同意書には署名します。
それしか選択肢がありません。
面談が終わって帰り際、この医師は信じられない言葉を発します。
私の息子に対して「お父さんのことは覚悟して下さい」と・・・。
さすがにこのときは、顔色が変わりますが、言葉には出しません。
大人ですから(笑)。
はらわたが煮えくり返ってます。
どうして、この医師は、患者の神経を逆なでするような発言をするのか・・・と。
私は決断するのです。
抗がん剤、放射線治療はしないと・・・。
ほかに代替治療はありませんが、手術をして腫瘍らしきものを切除することを決断します。
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3.開腹手術への決断
これからが大変です。
放射線科に移っていますので、外科に戻してもらって開腹手術をして欲しいと、外科の担当医師にお願いします。
担当医師は難色を示します。
標準治療ではないからと・・・。
また、ここで標準治療の壁が立ちふさがります。
担当医師は、私に、標準治療のマニュアル本を見せます。
「ここに胃がんからの転移・再発は、手術をしないで抗がん剤・放射線治療をおこなう」と書いてあるでしょうと・・・。
担当医師は再手術をすることに、頑として首を縦に振りません。
総合病院の帰り、どうしたものかと思案します。
私は、以前からお世話になっているかかりつけの町病院医師に、相談することにしました。
かかりつけの医師ですから、私がスキルス胃がんの緊急手術を受けたことは、総合病院から連絡が入っています。
相談に行って、担当医師から転移・再発していると言われたことを告げますと、病名は何ですかと聞かれます。
「腹膜播種」と言われました。と告げますと、はぁ~とため息をつかれます。
そんなにも重大な病気なのでしょうか・・・
再手術については、何も言われませんでした。
また、私は「悪性リンパ腫」で大学病院での経過観察中です。
大学病院の担当医師にも相談に行きます。
大学病院にも、私がスキルス胃がんの緊急手術を受けたことは、連絡が入っています。
大学病院の担当医師は、悪性リンパ腫の可能性もあるので、切除して生体組織検査をした方が良いかもしれませんね。もしも悪性リンパ腫でしたら、治療方法が全然違いますから。と言われます。
私は、一計を案じます。
先生から、総合病院の私の担当医師に言ってもらえませんかと・・・。
大学病院の担当医師は、手紙を書きましょうと言ってくれます。
光が差してきました。
さっそく手紙を書いてもらい、総合病院の担当医師を訪ねます。
担当医師は、同じ大学病院出身者です。
担当医師は、その手紙を読んで悪性リンパ腫の可能性も若干あるので、手術をしましょうと、承諾されました。
放射線科から、再び外科に移ります。
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さてさて、スキルス胃がんとの闘いのお話を続けましょう。
4.手術、入院
いろいろとありましたが、開腹手術で腫瘍らしきものを切除することになりました。
直腸には、腫瘍らしきものがあり下腹部の腹膜には、多数の盛りあがった粒があるとのことです。
最初の手術は、緊急でしたので手術前の検査はありませんでしたが、今回の手術は日にちも決まってますので、手術の4~5日ぐらい前に精密検査があります。
身長、体重、尿検査、肺活量測定、血液検査、心電図検査、CT画像検査、医師との面談などです。
肺活量測定は、全身麻酔で呼吸が止まりますので、人工呼吸器を装着する関係で測定します。
入院は、一般病棟に手術の前日の午後から入って、翌日の手術に備えます。
何もする事はありません(笑)。
これがまた、あまり怖くはないのです。
不思議ですね~~~。
物事を、あまり気にしなくなりました。
手術の日時になります。
また、運搬用のベッドに寝かされて手術室に向かいます。
何か処置をされましたが、覚えていません。
意識は朦朧としています。
ただ手術台は、前回の手術台のようなマグロの解体ショーで使用するステンレス台ではなかったような気がします。
医師から始めます。と言われ、意識がスーーーとなくなります。
前回の全身麻酔と同じように、心地好い感触です。
医師から顔をパチパチされて、終わりました。と告げられます。
そのままICU(集中治療室)へ直行です。
一つ失敗したことがあります。
医師との面談のときに、今回の手術は緊急ではないので、手術後の痛みを和らげるために脊髄に注射針を刺して、痛くなったら自分で鎮痛薬を注入する方法もありますが、どうしますか。と言われます。
私は、脊髄に注射針を刺すのは、さすがに抵抗があって前回の手術後の痛みは我慢しましたので、前回通りでよいです。と言いました。
これが大きな間違いです。
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ICUでは、またまたリクライニング式のベッドに張り付いていますが、今回は我慢できないくらい痛いのです。
血管からの鎮痛薬では、効きません。
脊髄に注射針を刺しとけば良かった。と後悔します(笑)
HCU(高度治療室)のことはよく覚えていません。
HCUで治療したかどうかも覚えていません。
ICUから直接一般病棟に移動したのかも・・・。
ただ、今回はボンボンみたいな入れ物が付いた4本のドレーンの装着はありませんでした。
切開した下腹部は、前回の手術では皮膚はホッチキスで止められていましたが、今回は糸で丁寧に縫ってあります。
一般病棟に移動してから、しばらくして担当医師が往診されます。
担当医師は、生体組織検査に出しているので、まだわかりませんが、がんではないかもしれません。と慎重な言い回しで私に告げます。
この話しは、女房から聞いていました。
女房への手術後の説明で、腫瘍と思われるものを切除したとき、膿が出たそうです。
担当医師は、これはがんとは違うと思った。と言われたそうです。
下腹部の腹膜で盛りあがった粒は、全部削り落としたそうです。
担当医師は、「がんではないかもしれません」と、私に短く告げて次の病室へ行かれました。
感激は、あまりありません。
腹膜播種と言う病気が、どれほど重い病気なのかも知りませんし、やっぱりがんとは違ってたんだな~と、言うぐらいの気持ちでした。
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退院してから、町病院のかかりつけ医師を訪ねます。
結果を報告しますと医師は、あなたが勝ったね。と言われます。
先生、勝ち負けの問題ではないでしょう。と私が言います。
医師は、いやいや、あなたが勝ったんだ。と喜んでくれました。
次に大学病院の担当医師を訪ねます。
担当医師は、そう言うこともたまにあります。と言われます。
下腹部腹膜の盛りあがった多数の粒は、最初の手術のとき、異物が下の方に落ちたのでしょう。と説明していただきました。
細胞は異物が付着すると、細胞内に取り込む性質があるそうです。
良かったですね。と言われました。
ぼんやりと、穏やかな気持ちで帰途に着きます。
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おわりに
2021年7月現在で、スキルス胃がんを発症して5年11か月になりました。
転移・再発もなく、元気で穏やかに生活しています。
総合病院の担当医師は、5年経過で転移・再発することがなければ、再発することはほとんどありません。と言われました。
今から思い返して思うことは、スキルス胃がんとの闘いの過程で、そのときどきでの偶然、自分自身の決断、ラッキーが重なったのだな~と思っています。
スキルス胃がんとの闘いでの最後のラッキーは、放射線科の医師と出会ったことです。
これが優しい医師で、頑張って一緒に治して行きましょうね。と言われていたら、私は間違いなく抗がん剤・放射線治療を選択していたでしょう。
それでたぶん、私はもうこの世にいないでしょうね(笑)。
放射線科の医師に感謝しなければなりません。
私に、抗がん剤・放射線治療をしないと決断させてくれたことを・・・。
アンラッキーと思っていたことが、ラッキーに転じたのです。
スキルス胃がんを患うことで、私はいろんな体験を通じて多くのことを学びました。
私が、がんを体験して学んだ大きなことが三つあります。
1.人生、何が起きるのかわからない
自分は特別な存在ではなく、偶然の連続により、いろんな事象に遭遇する。
2.人生、なるようになる
なるようにしかならないけど、自分の意思と決断で、なるようにできる。
3.医師と言えども、全面的に信用してはいけない
医師も、いろんなタイプの方々がおられますから、疑問があったらセカンドオピニオンを試みる。
以上が【転移・再発?】のお話でした。
次回のブログでは最終回
【スキルス胃がんとの闘いpart4 自己免疫力をを高めるため実行していること】を予定しております。
免疫力については、がんを患ってかなり勉強しました。
免疫力を低下させない。
免疫力を高める。
自分なりに実行していることがあります。
次回は、免疫力のお話です。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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